2015年4月18日土曜日

玉露 雁が音 宇文字

永谷宗園茶店 玉露 雁が音 宇文字

以前にもご紹介させていただきましたが、雁が音の玉露のご紹介です。
 雁が音とは、お茶の葉の製造過程で最終的に葉と茎の部分を分けるのですが、その茎を集めたものだそうです。もちろん葉の部分は最上のお茶として、取り除かれた茎は雁が音として使用されています。
 何故、茎を取り除くかというのは、見た目の面もありますが、お茶のプロの方に言わせると「茎の味がするから」だそうです。茎の味というのもマズいものというわけではないのですが、純粋な葉だけの味とはやはり変って来るそうです。その為、煎茶や玉露で「茶柱が立った」というのは縁起がいいとされていますので、雁が音(茎茶)は縁起がいいと言われているそうです。が、茶業界の方からみると「安いお茶つかってはるわ」という事にもなるそうです。
 しかし、素人からしてみると、安い値段で高級な茶の味を楽しめるというのはうれしいものです。実際、私が買い求めた永谷宗園茶店でも人気の商品だそうです。
 雁が音 宇文字 茶葉
茶葉から茎を選り分けたと言われていますが、実際には形のよい葉だけをとった跡のような物なので、茎だけでなく葉も入っています。
一般的に同じ品種のお茶でしたら茶葉よりも茎の方が若々しい青みのある味といわれています。
雁が音 宇文字
 低温でゆっくり入れてみました。味はさらっとした玉露。甘みやうまみはあり、若々しい感じもありますが、何よりの違いはあの玉露特有のとろっとした感じが無いなあというものでした。
 普段のお菓子のお供には最適だと思います。また、正しい淹れ方が出来ているのか自身はありませんが、素人が淹れても充分に普段とは違った美味しいお茶を飲んでいる気分になる事は確かだとおもいます。

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