玉露の適温は40℃から50℃で出さないといけません。
しかしながら、冬の冷えた身体にはやっぱりあったかいお茶がよいということで、熱い温度で出しても美味しく飲めるようにと考え出されたのが、かぶせ茶、いわゆる熱湯玉露と言われる物です。
玉露は日光の当らないようにする期間が30日前後だそうですが、かぶせ茶は被せものをして一週間ほど葉を守り育てるため、玉露程ではないにしろ甘みがあり、また、煎茶のようにシビアに淹れなくても大丈夫(素人でも失敗しなく渋く出ない)だそうです。
それでも、ぬるめにいれると玉露に、熱めにいれると煎茶に味がちかくなるとのことで、試しに買ってみました。

永谷宗園茶店さまで「玉露 鳳凰」とあります。
玉露とありますが、実際はかぶせ茶だそうです。普段、あまりお茶を淹れない方も、お正月用にといいお茶を買いに来られるのですが、素人では玉露はレベルが高いように感じられますし、(実際小振りな湯のみなど無くても飲めますがあればいいなというものが沢山あり、普通のご家庭で急須で入れるのは少しイメージが違ってきます。)かといって、いい煎茶を買い求めてもそれはそれでしっかり淹れないともったいないですし、こちらのかぶせ茶を選ばれる方が多いそうです。

茶葉はこちらのようなかんじです。高級な玉露は一枚一枚の茶葉をまるで一つ一つ丸めたかのような綺麗な形をしていますが、こちらは通常のお茶っぱにちかいです。(実際お値段も一番安い玉露の3分の1ほどで購入できます)
実際のところどうなのか?と、熱め、ぬるめと両方試してみました。
主観になりますが、確かにぬるく出せば出す程甘みが感じられ、熱めで入れると渋みのすくないスッキリとした緑茶といったような味わいになりました。しかし、どちらもっぽくなるだけで、やはり違うものです。違うという事が素人でも解る位は違います。しかし、お好みでお菓子やお茶受けによっては、良いのではないでしょうか。
いつも、永谷宗園茶店さんにお伺いさせて頂きますと、季節のいろいろなお茶をいれてくだいます。その道のプロフェッショナルの方に入れて頂いた本当の味をだすのは難しいのですが、今度は違う茶葉も試してみようと思います。
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