あつい季節が続きますが、京都では祇園祭りも終わり本格的な夏がはじまりました。
全国的にみてもお中元などは七月の中頃からだそうですが、京都では「祇園祭り終わらないとばたばたしてはるやろうから、、」との思いから七月後半から八月頭にかけてお送りされるかたが多いです。
今年は特に祇園祭の後祭りが復活するとゆうことで、今週にはいってやっと、、といったとこです。
お中元では水ようかんやゼリーといった水菓子が多く見られますが当店では真盛豆や香魚という鮎のお菓子などをおすすめさせていただいております。特にたくさんお菓子が送られるような方には少しかわった京都のお菓子をお使いになってみてはいかがでしょうか?
さて、こちらは夏の玉露のお茶会用に制作させていただいた水まんじゅうになります。

お茶会に出すお菓子となると、一定の決まりの用なものがありますので、例えばわらび餅や水まんじゅうのような一般的なお菓子はあまり使われないのですが、今回、お子様や外国人の方も多数お見えになるということで水まんじゅうでご注文いただきました。代わりに金箔をあしらい、上品さと特別感を演出。菓銘は「かがやき」とつけていただき、透明なガラスの小皿とすっと細身の銀色のスプーンでお出しされていました。また、あわせて茶器の方も銀の茶托に金をあしらったガラスの器で、一体感がありました。
手の込んだお菓子や、職人としては腕の見せ所のようなお菓子もありますが、やはりお客さんが喜んでいただくことが一番だと思います。格式や、決まりごとも楽しめなくては意味がありません。
特に、お茶会などの場合、私にとってもお客様というのは(お支払いいただくという点においてはお茶人さんがお客様なんですが、、)お茶人様がおもてなしされる方々のことだと思います。どのような方をお招きされているか、どんな好みのかたがいらっしゃるのか、普段では顔の見ることのできないところなのですが、それらを考え合わせ、顔を思い浮かべながら、今回のお菓子を考え、ご注文いただくのは本当に楽しい作業でした。
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