2015年4月18日土曜日

上生菓子 初日の出 干支

上生菓子 初日の出 干支
 12/13事始めになりますと、お茶人の方やご近所の方がお正月のお茶会や、お客様用のお茶菓子として生菓子を用意されるので、この時期、見本としてお正月用の生菓子を制作してゆきます。
 当店は京都のいわゆる西陣地区に位置しており、町内でも呉服関係の方が沢山いらっしゃいます。お伺いした際に見せて頂いた事もあるのですが、着物の産業は作業が細分化されていて、実際どのような行程なのか観ているだけでは想像も付きません。
 そして、職人さんも多いですが、販売をなさっている所もあり、そういったところでは、出入りの業者さんが、お正月の挨拶に来ると、必ずお茶とお茶菓子を出して振る舞うのが慣例となっております。年々、昔ながらのご商売をされている方は少なくなって来ていますが、西陣の人間にとって、お正月のお雑煮とならんで、かかせないもの、無くてはならないものとなっています。
 そして、これも慣例として、上生菓子は見本箱と呼ばれるお重に揃え、お伺いして見て頂くとゆう形をとらせて頂いております。出入りの和菓子屋がある生活とゆうのも当たり前ではなくなっているからこそ、大切にしていきたいと思っております。それも一つの、西陣の京都の文化なのかもしれません。
 是非、西陣以外の皆様も、ご親戚がお集まりになる時等に、お茶と上生菓子でおもてなし、というのも粋なモノであると思いますので、お買い求め頂けますと幸いでございます。12/13日には種類を揃えたお見本を店頭にもご用意させて頂きます。
 一つでも二つでもご予約承っております。また、年末は31日まで夜8時頃までは営業しております。
上生菓子 初日の出 干支
 こちらは、毎年当店の恒例になっている波打ち際の初日の出でございます。今年は馬の年ですので、蹄の足跡が砂浜に付いて行く様を表現したものになっております。
 やさしい赤い光が差し込み、良い年になるようにと願う。そんな心情で御使いいただけましたら幸いでございます。
 
 お正月は上生菓子が一番の盛り上がりを見せる時期ですので、この他にも毎日ご紹介していけば、ちょうど年明けになるのではないかと思っております。

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